インビザラインをやってみた①
こんにちは、名古屋市緑区の左京山歯科・矯正歯科クリニックの院長の宮崎です。
今回私はインビザラインの矯正治療を体験したのでその感想を少しずつ伝えていきたいと思います。
まず初めに私は歯科大学を卒業して2年目の頃に左上の犬歯が埋伏(骨の中でもぐっていること)していました。
このままだと歯の重要性を伝えるのが歯科医師の仕事なのに犬歯がないままだと患者さんに説得力がないと考え矯正治療を決意しました。
ブラケット矯正は約3年ほどしていましたので患者さんの気持ちはよく分かります。
ブラケットを初めて付けたときの違和感は今でも覚えていて、食事の時も食べたものがワイヤーの隙間に挟まり大変だった事を今でも覚えています。
インビザラインについてはやったことがないので患者さんの気持ちが分かりませんので今回思い切ってインビザラインの治療をしてみようと思いました。
矯正治療はしていたのですが犬歯の埋伏を治すのが目的でブラケットを外したあとに本当はリテーナーという後戻り防止の取り外しの装置をきちんとはめないといけないのですが、私はわざとしなかったらどれくらいで後戻りするのかと思いリテーナーをはめませんでした。
結果はわずか3ヶ月で下の前歯はちょっとがたついてしまったのです。いやーかなり早かったですね。
今回は下の前歯の叢生(ガタガタ)を治すためにインビザライン治療を始めました。
まず初めにすることは口腔内の撮影です。
この撮影には、iTeroという特殊なカメラを用いて歯列を撮影します。
経験した方は分かると思いますがこのiTeroけっこうカメラが大きいのです。
上の奥の歯を撮るときは結構大きな口を開けないと撮れないので口が大きく開かない人は結構大変です。
でもこの撮影ができないとインビザラインはできないので頑張りましょう!
従来のシリコンを使った型取りだと上下取るのに頑張っても30分はかかりますのでそれに比べたiTeroの撮影はかなり楽だと思いますよ。
実際に撮影した画像がこれです。実際の口の中と比較しても全く同じです。
本当に現在の光学印象の精度は凄く進化してるんですよ。
あと5年くらいしたら従来の印象材を使用した型取りはなくなるかもしれません。それだけ精度もどんどん上がっています。
iTeroで撮影したらそのデータをアップロードしてクリンチェックと言って歯を動かすシミュレーションをしていきます。