咬み合わせの乱れは全身に影響することがあります
「咬み合わせ」と聞くとお口の中だけの話のように感じるかもしれませんが、咬み合わせが乱れているとお口のまわりのバランスが崩れ、全身のバランスにまで悪影響をおよぼしてしまうことがあります。原因不明の頭痛やめまい、なかなか治らない肩こりや腰痛がある方は、もしかしたら咬み合わせの乱れが原因かもしれません。こちらでは、名古屋市緑区の歯医者「みどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニック」が咬み合わせの乱れと治療法についてお話しします。
咬み合わせとは?
本来、物を咬むことによって歯は自然にすり減っていき、一人ひとりの顎の形に合うように微妙に変化しながら安定していきます。しかし、食習慣や生活習慣が大きく変化した現代では、硬い物を食べなくなった(食べる必要性が減った)ことから、歯がすり減らなくなっているといわれています。その影響で、咬み合わせも乱れやすくなっているのです。
理想の咬み合わせの条件
- 硬い物でもしっかり咀嚼ができる
- 左右のずれや前後へのデコボコがなくきれいに整っている
- 口を閉じたときに上の歯が下の歯を軽く覆っている
- 笑ったときに歯ぐきが見えすぎない
- 歯ぐきの腫れ、虫歯や歯周病などのお口のトラブルがない
咬み合わせの乱れが引き起こす可能性があるさまざまな悪影響
お口のトラブル | お口の自浄作用が働きにくく、歯みがきをしてもみがき残しが起きやすいので、虫歯や歯周病などにかかりやすくなります。 |
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消化器官への負担 | 食べ物をしっかり細かく咬み砕けないと胃腸に負担がかかり、栄養を吸収する効率も悪くなります。 |
不明瞭な発音 | 「歯と歯のすき間から息がもれる」「舌の位置が定まらない」といった問題により、クリアな発音が妨げられることがあります。 |
歯の寿命の短縮 | 一定の歯に偏った負荷がかかると、その歯の寿命を縮めてしまうことにつながります。 |
見た目のコンプレックス | 口元の見た目がコンプレックスになることで、笑顔になれなかったり、人前に出るのが億劫になったりすることがあります。 |
全身のゆがみ | 咬み合わせのバランスが崩れると、顎だけでなく全身にゆがみを招くことがあります。 |
実は多くの方が経験している、就寝中の歯ぎしりや無意識での食いしばり。これらを長年続けていると、一定の歯に過度な負担がかかったり咬み合わせが乱れたりする原因になります。
ご家族やご友人に歯ぎしりを指摘されたことがある方は、まずは就寝中の歯や顎への負担をやわらげることが大切です。マウスピース状の装置を使用することでその負担を軽減できますので、まずは当院へご相談ください。
咬み合わせのかんたんチェック
あなたの咬み合わせは大丈夫ですか? 咬み合わせをセルフチェックしてみましょう。ひとつでも該当するチェック項目があった方は、一度当院にご相談ください。
- 虫歯ではないのに「知覚過敏(歯がしみる症状)」が治らない
- 歯のグラつきはないのに歯と歯の間に繊維質の食べ物がよく挟まる
- 歯ぐきがだるく感じることがある
- 右か左、どちらか片方で咬むことが多い
- 頬の内側や唇、舌をよく咬んでしまう
- 階段をおりたり走ったりすると歯にひびく
- 歯みがきを丁寧にしているのに歯周病になってしまう
- 歯ぐきがどんどん後退している
- 顔がゆがんでいて左右対称でない
- 左右で目の大きさが違う
- 写真撮影などの際に、どちらかの肩が下がっている
日本顎咬合学会認定医による治療について
名古屋市緑区の歯医者「みどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニック」の院長は日本顎咬合学会の認定医ですので、咬み合わせ治療は得意分野です。当院では咬み合わせのバランスを重視して、あらゆる治療に取り組んでいます。
矯正歯科治療
お口の状態により、咬み合わせの改善もふまえた歯列矯正を行っています。当院ではあまり目立たない矯正歯科にも力を入れていますので、装置の見た目が気になるという方もお気軽にご相談ください。
補綴治療
インプラント治療やブリッジ治療、詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を装着する治療によって歯の機能を補い、同時に咬み合わせのバランスを整えるのが補綴治療です。当院では機能性(咬み合わせ)と美しさを兼ね備えた補綴治療を行っています。
顎関節症治療
顎がガクガク鳴る、顎が痛い、お口が開けづらい(閉じにくい)というのが顎関節症の代表的な症状です。顎関節の慢性的な不具合や痛みの軽減するため、当院では睡眠時などにマウスピースを装着して顎関節への負担を抑える「スプリント療法」を行っています。またその他に、鎮痛剤や筋弛緩薬を処方する方法もあります。顎に不具合を感じたら、「咬み合わせのエキスパート」の診断をお受けください。