インプラントの1次オペ、2次オペの違いとは??
インプラントの治療には1回法と2回法という術式があります。インプラントの種類によっても術式が違いますが今は2回法が比較的多いと思います。この2回法の術式の場合に1次オペ、2次オペがあります。
1次オペ
この1次オペがインプラント治療のメインのオペになります。歯の欠損部の骨に所定の長さのドリルで骨を掘っていきます。当医院でよく使う「アストラテックインプラント」のオッセオスピードというインプラントでは直径2.5ミリ、3.2ミリ、3.7ミリのドリルを使いインプラントを埋入と言って骨の中に入れます。その後歯茎を糸で縫い合わせてインプラントの本体を骨の中に入れて歯茎の下に寝かせておくオペを1次オペと言います。
2次オペ
インプラント本体を骨に入れただけでは不十分でインプラントと骨が完全に結合しなければいけません。下顎は約2〜3ヶ月、上顎では4〜6ヶ月待ちます。その後に歯茎の下に埋まっているインプラント本体にヒーリングアバットメントという土台のようなものをインプラント本体に入れて歯茎を戻します。するとヒーリングアバットメントを取ると歯茎を切開しなくてもインプラント本体にアクセスできるようになるのです。
つまり2次オペというのは歯茎の下で細菌からインプラント本体が感染しないように十分に待った後に行うオペで、1次オペに比べると体への侵襲もかなり小さく麻酔の量も少量でいけます。
まとめ
1次オペ、2次オペとオペという名前がつきますが実際は1次オペがメインで1番重要な処置になります。2次オペは1次オペがしっかりできて入ればほとんど問題なく行えますし簡単に終わる場合が多いと思います。どちらもオペですがメインで大切なのは1次オペと覚えておきましょう。1次オペができたら2次オペは拍子抜けするくらい簡単に終わると思います。