歯の豆知識:過剰歯とは
過剰歯とは??
こんにちは、名古屋市緑区の左京山歯科クリニックの院長の宮崎です。
今回は過剰歯について説明したいと思います。
過剰歯とその名の通り過剰にある歯です。通常は永久歯は親知らずを含めると上下で32本の歯がありますが過剰歯はそれ以外の余分な歯のことを言います。
過剰歯のよく見られる場所は前歯です。ちょうど歯と歯の間に過剰歯がある場合が多く乳歯が抜けたと思い永久歯が生えてくるかなと思ったらなんだか形の変な歯が生えてきたと思い歯科医院を受診したら過剰歯だったと言うことがあります。先程変な形と書きましたが過剰歯は通常は普通の歯よりも細く小さい場合がほとんどです。他にも奥歯の歯と歯の間にもたまに見られます。
過剰歯があると何がいけないのでしょう。1番は前歯がすきっ歯になる原因になるからです。歯と歯の間に過剰歯があると歯の間に隙間ができてしまい過剰歯を抜くのが遅れるとすきっ歯になってしまいます。
また過剰歯が出てこずにずっと顎の骨の中で埋まっている場合もありこの場合も将来的に含歯性嚢胞といって膿の袋を作ったりする場合もあります。
なんにせよ過剰歯は見つかった場合はなるべく早く抜歯をしたほうがいいでしょう。小学校に入るくらいの6歳位で永久歯の確認のためにレントゲンを撮影して見つかる場合も多いと思います。あまり様子を見ていると先程書いたような影響が出てくることもありますので埋まっている場合でもCTなどを撮影ししっかりと場所さえ確認すれば抜歯はそんなに難しくない場合も多いのでいつ抜くかはしっかりと担当医と相談した方がいいですね。
乳歯が抜けて永久歯が生えてくると思ったら小さくて細い歯が生えてきた場合は過剰歯の可能性が高いと思います。生えてきた歯が普通の歯と違う場合は歯科医院を受診してレントゲンを撮ってもらいましょう。