結婚式前の歯科治療はお早めに
こんにちは、名古屋市緑区の左京山歯科クリニックの院長の宮崎です。
最近秋に向けて結婚式を行う方の来院が増えています。秋はやはり結婚式シーズンなのでしょう。○月○日が結婚式なのでそれまでに治療してほしいという方が多いです。
しかし!!あまりに日にちがない方も結構いてちょっと日数的に厳しいんじゃないかなって思う方も大勢います。結婚式は最低でも6ヶ月前くらいからは予定しますよね?歯科治療だけ1ヶ月前に来てお願いしますは無理な場合もあります。
今日は結婚式を控えた方にどれくらい前に来てもらえれば大丈夫かを治療の種類ごとに伝えたいと思います。結婚式が近い方は参考にして下さい。
ホワイトニング
これが結婚式を控えた方で一番多い治療ではないでしょうか。広いウエディングドレスに映えるのはやっぱり白い歯。写真も何百枚と撮ると思うので当然ホワイトニングで白くてきれいな歯にしたいと思いますよね。
ホワイトニングを希望される方はぜひ3ヶ月前には来て下さい。1ヶ月前だとギリギリです。確かにオフィスホワイトニングで1回で白くすることもできますが、歯石や汚れがついていたら1回の来院ではホワイトニングはできません。 虫歯があったら虫歯治療優先になります。
ホームホワイトニングも2週間位かけて白くするので1ヶ月ではギリギリです。神経を取った歯のホワイトニングはオフィスホワイトニングでもホームホワイトニングでもないウォーキングブリーチという方法を取ります。これも1回1日では無理です。
希望の白さにするためには1ヶ月ではギリギリなのです。結婚式までに自分の納得いく歯の色を手にしたいのであれば余裕を持って3ヶ月前には歯科医院で相談してホワイトニングを行いましょう。
かぶせ物
前歯のかぶせ物があまりきれいじゃないからやり変えたい、銀歯が気になるからセラミックに変えたいなどのかぶせ物の治療。これは6ヶ月前には来てほしいと思います。
かぶせ物の交換の場合は前歯の場合は仮歯を作らないといけません、また歯の根の治療をしないといけない場合もあり非常に時間がかかることもあります。 特に自費のセラミックのかぶせ物の場合は色を合わせるのに何枚も写真を撮ったり形を整えるのに仮歯を何回か作成し直したりもあります。また他の歯の色を白くするためにホワイトニングをしたりなどやることは満載です。
結婚式の前撮りなども考えると6ヶ月前には歯科医院を受診したほうが無難だと思います。1ヶ月では絶対に無理だと思って下さい。
矯正治療
せっかくの結婚式だしガタガタの歯並びよりはきれいな歯並びで最高の笑顔で式をあげたいという方もいると思います。矯正治療の場合は1年前でも間に合いません。1年半から2年はかかる場合がほとんどです。つまり結婚式が決まってからではなく結婚式を将来上げる予定であれば早めに矯正治療をスタートしたほうがいいのです。
矯正治療の途中でもブラケットは一時的にはずすことはできますし、目立たないマウスピース矯正のインビザラインなどであれば結婚式などがあっても問題はありません。最高の笑顔で式を挙げたい方はぜひ結婚式が決まってからではなくもっと早めに矯正治療をスタートしましょう。
虫歯治療
せっかくの式が歯が痛かったら最悪の式になります。虫歯治療は結婚式とは関係なく定期的な検診で虫歯がないかしっかりチェックして普段から気をつけましょう。
まとめ
多くの方は結婚式の直前になり歯科医院を受診される方が多い気がします。私も結婚式を挙げた身なので式の準備の大変さはよく分かりますし、ドレスなどのほうがどうしても初めに目が行ってしまうのはよく分かります。
しかし歯は体の一部です。歯科治療は人の治療なのでなんでも予定通りに行くとは限りません。自分では1ヶ月で大丈夫と思っていても診断は歯科医師が行います。歯科医院では1日何十人の治療を行うのでなかなか予約が取りづらく次の予約が2週間3週間先にしか取れないこともよくあります。そのため1ヶ月ではどうしても無理な場合があるのです。
人生で最高の思い出になるように我々歯科医師もできるだけ協力していきたいと思っています。くれぐれもギリギリにならないように注意してくださいね。