みどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニック

歯の豆知識ブログ

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露髄

露髄

露髄とは字のごとく、歯髄が露出することを言います。歯はエナメル質、象牙質、歯髄という3層構造をしています。虫歯が大きくなり象牙質にまで及んだ虫歯をC2といい、激しい痛みが出てきて歯髄まで虫歯が進行している場合をC3と言います。

実際は痛みがなくても虫歯を削っていくと、偶発的に歯髄の入った部屋まで削ってしまうことがあります。そして歯髄腔の一部が露出することを露髄というのです。

露髄してしまうと、小さい露髄(点状露髄)の場合は科学的洗浄を行いその後に今でしたら一番いい材料はMTAセメントと言われています。昔ながらの材料で言えば水酸化カルシウム製剤を使いました。何らかの材料で完全に封鎖することができれば症状が出なくて歯髄を温存できます。しかし、封鎖性が悪かったり露髄した面積が大きい場合は痛みを伴うことがあるので神経を取る抜髄という処置になります。

大事なのはそこまで放置しておくのではなくてなるべく小さい段階で虫歯の処置をすることが大切と考えます。露髄してしまうとその後の経過が悪い場合も多く、何年後かには神経を取ることもあります。

とにかく露髄した場合はしっかりと封鎖をしてもらって経過を見ていきましょう。

監修者情報

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名古屋市緑区のみどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニックで院長を務める宮崎裕基です。当院は歯の機能の改善と口元の美しさを両立させる審美治療を中心に、お口全体の健康を包括的に守るフルマウス治療を推奨しています。いつも患者さんに精度の高い安心の治療をご提供できるように、常に技術の向上に努めています。そのためにも、歯科用CTなど新しい設備の導入は欠かせません。
私たちはカウンセリングを大切にし、そこで患者さんの本当のご要望を引き出すことが「ご満足いただける治療」につながると考えています。お口のお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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