子供が口をポカンと開いてます。悪影響はありますか?
こんにちは、名古屋市緑区の左京山歯科クリニック院長の宮崎です。
お口がポカンと開いてると悪影響があります。実は「みっともないからお口閉じなさい」には深い意味があるのです。
なぜお口が空いているとダメなのでしょうか?大きく分けて二つあります。
1つはお口が常に開いているとお口が乾燥しいろんなトラブルが出てくるのです。
・虫歯菌が増えて虫歯になりやすくなる。
・歯周病菌が増えて歯茎が腫れやすくなる。
・お茶などの茶しぶ(ステイン)が歯について取れにくくなる。
こういったものが乾燥によるトラブルです。肌もそうですが乾燥すると肌もひび割れてトラブルが出てきます。お口の中も同じで乾燥することで細菌が増えて色々なトラブルが出てくるのです。
2つ目は健康に関わるトラブルです。
・歯並びや噛み合わせが悪くなる。
・風邪をひきやすく病気になりやすい不健康な体になる。
・スポーツで力が発揮できなくなる。
・笑っているのに笑顔が暗い表情になる
・集中力のない子になる
お口がポカンと開いている原因は舌にある場合が多いのです。あまりよくなり舌の癖を「舌癖」と言います。舌癖とは唇、舌、頬など口周りの筋肉のバランスがうまくとれていないことを言います。この舌癖をなくして口周りのバランスを整えることが小児期で重要になってくるのです。