矯正治療は子供だけじゃない、大人の人も治療した方がいいわけとは!?
最近は大人の人も矯正治療を受ける人が増えてきています。
矯正治療は子供がやるものじゃない?わざわざこの歳になってやらなくてもと思われる方も多いと思います。
しかし、中年になってきたとしても今は平均寿命が80歳オーバーの時代です。40歳だとしてもまだまだ平均で40年以上生きることになります。歯をできるだけ残すためにも矯正治療は必要なのです。
そこで大人になっても矯正治療を受けるメリットを説明したいと思います。
虫歯や歯周病にかかりにくくなる。
矯正治療を受けることで歯並びが良くなり綺麗なアーチを描いた歯並びになります。すると歯に凸凹がなくなり歯磨きがしやすくなり虫歯や歯周病にかかりにくくなるのです。実際に歯周病の原因はブラッシングがうまくできずに歯垢が残り発症します。80歳で20本以上はが残っているいわゆる8020達成者の方の歯並びを見てみるとほとんどの方はあまり凸凹のない比較的綺麗な歯並びの方が多いのです。
歯にかかる力が均等になり歯の保存性が上がる
いわゆる出っ歯や開咬といった歯並びだと前歯が当たっていないため奥歯に負担がものすごくかかり奥歯からダメになってしまいます。
あと若い方に多い八重歯も糸切り歯が外側に生えていて全く当たっていません。糸切り歯いわゆる犬歯は歯のバランスを取るために極めて重要な役割を担っています。そのため犬歯が働いていないと他の歯に負担がかかってダメになります。八重歯が可愛いおばあちゃんって見たことありませんよね?歯医者の僕でもお目にかかったことはほとんどありません。噛み合わせのバランスを整えることは実は歯の保存にはものすごく大事なのです。
発音が良くなる
歯並びが悪いと滑舌が悪くなることもあります。特に前歯に隙間があったりすると特定の音が発音しにくくなります。アナウンサーや俳優さんなど喋ることが職業の場合は歯並びが悪いのは致命的になります。人前で話す職業に就きたい場合は歯並びが綺麗なのは大事な基準になると思います。
笑顔が綺麗になり自分に自信が持てる
歯並びが悪いとどうしても笑顔に自信が持てなくなり歯を出して綺麗なスマイルを作れなくなります。しかし歯並びが良くなると笑顔に自信が持てるようになり人前でも歯を見せて笑うことができ自分にも自信が持てるようになるのです。そうすると性格も明るくなり前向きになる人もいるようです。歯並びを良くすることで性格まで変わり人生をより楽しめるということもあるのですね。
まとめ
矯正治療は見た目をよくするためではなくて実は歯の寿命を延ばして自分の歯でできるだけ長く噛めるようにするというメリットもあります。子供さんだけでなく大人の方も歯並びの治療を諦めないでより長く自分の歯でいるために矯正治療を受けていただきたいと思います。矯正治療に年齢制限はありません。何歳になっても治療はできます。歯並びをよくして人生を楽しく過ごすことができるといいですね。