顔がゆがんできてしまう、子供の時に絶対治したほうがいい交叉咬合とは?
こんにちは、名古屋市緑区の左京山歯科クリニックの院長の宮崎です。
交叉咬合ってご存知ですか?あまり聞きなれない言葉ですよね。受け口はだれがみてもすぐに分かりますがこの交叉咬合は意外と気づきにくいかみ合わせなんです。
交叉咬合とは?
写真のように奥歯の噛み合わせが上下反対の状態を言います。通常は上の歯の方が前で下の歯の方が中に入ってますがこれが上下逆になってるかみあわせをいいます。しかも左右片方だけ反対になるので顎がずれてしまうのです。
交叉咬合を放置しておくと‥
交叉咬合を放置しておくと実は顎がゆがんできてしまいます。下の顎がずれてる方に誘導されてしまうのです。すると成長期に交叉咬合だと顎が曲って成長していしまい矯正治療を行っても曲ってゆがんだ顎を治すのはとても難しくなります。成長が完全に終わっていればオペをしないと歪みは治すことができません。
交叉咬合の治療法は?
年齢や生えている歯によっても違いますが治療は4〜5歳くらいからできます。きちんとした診断が必要ですが、マウスピースや取り外しの装置を使って治すこともあります。できるだけ早い段階で手をつけた方が顎が曲ってしまったりすることは少ないでしょう。
まとめ
この交叉咬合は一見するとかなり分かりにくい噛み合わせです。正面から見てもよっぽどひどい交叉咬合でない限りわかならいと思います。
しかしこの交叉咬合を放置しておくと顎がゆがんでしまい左右非対称な顔になってしまいます。女性ですと将来悩むこともあるでしょう。小児期の早い時期に治療しておけば比較的簡単に治ることも多いのですが、顎がゆがんでからでは歯並びは治せれても顔のゆがみまでは治すことが難しくなります。
ですので、自分では大丈夫と思っていてもきちんと3歳以降は歯医者さんで虫歯や噛み合わせを定期的に見てもらいましょう。顎のゆがみは将来問題が出てくることもあります。できるだけ早期の治療を考えましょう。