指しゃぶりをやめさせるには??
こんにちは、名古屋市緑区の左京山歯科クリニックの院長の宮崎です。
ゆびしゃぶりをしてる子はけっこういますね。でもどうしたらやめさせることができますか??とよく聞かれますがこれは本当に難しいです。
僕自身子供が3人いますがどうしても子供って指とか口に入れますよね。僕はその度に指を口にいれるのは良くないとしっかりと叱ります。
指しゃぶりをやめさすのは本当に根気がいります。今回はその対応法を説明しますね。
1:やめたほうが良い理由をしっかりと子供に説明する。
ただたんにやめなさいというのではなく、なぜ指しゃぶりをやめたほうがいいのかを説明しましょう。例えば「指が痛い痛いって言ってるよ」や大きくなってかわいい顔にならないよ」など話してみましょう。
2:子供の気持ちは尊重しましょう。
子ども自身に指しゃぶりをやめる意思があるのか聞いてみましょう。はっきりとした意思表示でなくてもなんとなくやめてもいいような気配があれば頑張ってやめる方向で行きましょう。しかし、断固としてやめたくない!という意志の場合は無理にやめさせようとしてもいい結果は得られません。こんな時は成長を待ちながら指しゃぶりをやめさせる時期を見守りましょう。
3:頑張ったときはしっかりと誉めよう!
こどもが頑張って指しゃぶりをしないように努力しているときは誉めてあげましょう。子供は叱るよりも誉めて自信を持たすことのほうが大切です。
4:努力を形に表して記録する。
これも大人と似てますが頑張ったことを見える化しましょう。特に子供はシールが大好きです。指しゃぶりをしなかった日のご褒美にシールを貼ってあげましょう。ご家庭でシールを貼る台紙などを作って子供にシールを貼らせるのもいいですね。
5:目標は徐々に高くする。
ずっと指しゃぶりをしていた子がいきなり全く指しゃぶりをしなくするのは難しいです。まずは低い目標から達成して徐々に目標を高くしていきましょう。
6:ご褒美を事前に教えておく。
例えば1週間毎日指しゃぶりをしなかったら夕飯のおかずを大好きなハンバーグにするなど前もって約束をしておきましょう。さらにやる気がわくと思います。
7:小物を利用して指をしゃぶりにくくする
手袋やソックスを利用して指をしゃぶりたくてもしゃぶれないようにしてしまうことも効果があります。これらを使う場合は手首ぐらいまでの長さではすぐに脱げてしまうので大人用の長いソックスを利用するか、パジャマの袖を縫い付けて外れにくくします。夏に行うと蒸れてあせもの原因になるのでなるべく涼しい気候の時に行うのがいいでしょう。
8:効果がなければ歯科医に相談しましょう。
親の言うことは素直に聞かなくても子供は第三者の意見は素直に従うことがあります。なかなか効果がない場合は歯科医師に相談しましょう。