インビザライン治療を成功させるために重要なこととは??
こんにちは、名古屋市緑区の左京山歯科クリニック院長の宮崎です。
インビザラインは透明で目立たなくてマウスピースをはめるだけで非常に楽なイメージがありますが、ただ単にマウスピースをはめるだけではうまくいかない場合もあります。そこで今回はインビザライン治療を成功させるために重要なことを説明したいと思います。
アライナー(マウスピース)は1日20時間以上装着する。
インビザラインにおいていちばん大切なことは装着時間です。この1日20時間以上を守ってもらわないと計画通りにはが動きません。基本的には飲食時(水以外)と歯磨きのときは取り外し、それ以外の時間はアライナーをつけたままです。 この装着時間が難しい場合はインビザラインではなくワイヤー矯正の方がいいでしょう。計画通りインビザラインを進めていくためにも1日20時間以上の装着時間はきちんと守りましょう。
アライナーチューイをしっかりと使おう、
アライナーチューイとはアライナーをしっかりと歯にフィットさせるためのゴムのような弾力性のある素材でできたロール状のものです。インビザラインなどのマウスピース矯正は歯を少しずつ動かしてマウスピースを作成します。そのため次のマウスピースを入れると全部マウスピースが入りきらないこともあります。なぜなら今の歯並びとマウスピースが少し違うからなのです。
そのためマウスピースをしっかりとはめ込まないとだめなのですがけっこう咬む力がいりますし直接マウスピースを強く噛み込むとマウスピースや歯の破損の原因になります。それを解消するのがアライナーチューイです。
新しいマウスピースになったらこのアライナーチューイを上下の歯と歯の間に入れてしっかりと噛みます。するとアライナーチューイは弾力性があるのでしっかりと力が入りアライナーが歯にフィットします。アライナーチューイを使う時間は新しいアライナーになったら始めの3日間は1日20分それ以降は1日5分です。
インビザラインにおいて装着時間と同じくらい重要なのはこのアライナーチューイをしっかりと使うかどうかにかかってきます。つまりうまくアライナーが歯にフィットしない状態でどんどん新しいアライナーに進んでいくと当初の予定と全く違う歯の移動になってしまうこともあります。なのでマウスピースをしっかりフィットさせるためにこのアライナーチューイを使うことがインビザラインをうまく成功させる鍵とも言えます。
アライナーの適合が悪い場合は次のステージに進まない
歯科医院ではおおよそ1ヶ月分のアライナーを渡されることが多いと思います。約4枚くらいですね。渡されたアライナーは次回歯科医院に行くまでは自分で管理しないといけません。そのため適合が悪いままアライナーをつけ続けると予定外の歯の動きになってしまうことがあります。
必ずアライナーの適合が悪い場合やちょっとフィット感がおかしいなと思ったら次に進まないことが大切です。そして適合が最も良好なアライナーに留まりクリニックに連絡して下さい。
アタッチメントが取れたらすぐに連絡する
インビザラインは治療において必ずアタッチメントというポッチのような物をコンポジットレジンで歯につけます。アタッチメントをつける時期は人によって違いますがアライナーに慣れてきた5回目くらいからつけることが多いと思いおます。このアタッチメントはインビザラインの歯の移動においてものすごく大切なものです。正しい位置にアタッチメントがついていないと歯が動きません。そのためアタッチメントがとれてしまったままアライナーを装着していても意味がないのです。アタッチメントが取れたら速やかに医院に連絡しましょう。またアタッチメントが取れたまま次のアライナーに進むのもやめましょう。
まとめ
インビザライン治療において大切なことは、装着時間をしっかり守ることとアライナーをしっかりと装着させることにつきます。装着時間は1日20時間以上、そしてアライナーチューイを新しいアライナーになったら初めの3日間は1日20分間はかならず使うことです。 こういったことをしっかり守った上でアライナーを使っていけばある程度予定通り歯が動いていきます。しっかりと装着時間やアライナーチューイを使用して快適な矯正治療をしていきましょう。