こんにちは、名古屋市緑区の左京山歯科クリニックの院長の宮崎です。
矯正治療をしているとワイヤーをとめているゴムや歯を引っ張るゴムの変色が気になる方もいると思います。左京山歯科クリニックの受付兼トリートメントコーディネーターの田中もよく変色が気になりゴムの交換をせがまれます。
そこで今回は左京山歯科クリニックの矯正治療においてゴムの色が気になる場合の対処法を紹介したいと思います。
矯正治療においてゴムを使わないで終わる治療はほとんどない
矯正治療においてゴムは必須です。使わないで終わるケースは殆どないのではないでしょうか。そしてゴムは水を吸う性質があります。そのためゴムの色ははじめは透明や目立たない色をしていてもだんだん色が変わり目立つようになってくるのです。
特にカレーやキムチなど濃い色の食べ物を食べると一気に色が変わります。カレーなどは食べるとすぐに黄色く変色する場合もあり着色の強さが伺えます。
ワイヤーをとめているゴムを白い結紮線という針金に変える
ますはワイヤーをとめているゴムが一番変色が目立ちますね。特に前歯であるとせっかく目立ちにくい白いブラケットやワイヤーを使っていてもゴムの色で結構目立って格好悪くみえることもあります。
この解決策は白い結紮線を使うことです。白い結紮線は金属の細い針金に白いコーティングをしてあるものです。ゴムではなく白い針金なので変色することはありません。着色が気になる方は前歯だけでも結紮線に変えましょう。
歯を引っ張るゴムはワイヤーの内側にゴムをかける
歯を引っ張るゴムもはじめは目立ちませんがだんだん色が変色したりプラークがついて汚れてきます。この対処法としては通常はワイヤーの外側にかけるゴムをワイヤーの内側にかけます。するとワイヤーの内側にゴムが隠れて目立ちにくくなります。ワイヤーは白い結紮線でとめていきます。
ゴムを透明ではなく色つきのものにする
これはまだ患者さんにやったことはありませんし喜ばれるかどうかも分かりません。試すのであれば左京山歯科クリニックのスタッフで矯正治療をしている田中にやってもらおうかなと思ってます。通常のゴムは透明なので色がついてきますが初めから青やピンク黄色など色がついたゴムがあります。ファッション感覚で矯正治療を受けたい方や他の方と差別化をしたい人にはいいかもしれません。賛否両論あると思うのであまりお薦めはできませんけど・・・
まとめ
矯正治療ではゴムの力は無くてはならない物です。どうしても歯を動かすのにゴムの力は欠かせません。しかしゴムは性質上どうしても水を吸い変色してしまいます。ゴムの色を目立ちにくくするのも大切ですができる限り早く矯正治療を終わることができるようにしていくことも大切になります。
矯正のゴムを使うのは治療でも中盤から終盤にかけてが多くなります。矯正治療も終盤に入ってきたからもう少しの辛抱だと思って頑張って乗り切りましょう。