歯石や着色をを取るだけでは意味がない!?もっと大切な歯のメンテナンスとは?
こんにちは、名古屋市緑区の左京山歯科クリニックの院長の宮崎です。
僕は半年に1度くらいうちの歯科衛生士に着色と歯石をとってもらいます。皆さんは定期的に歯科医院で検診を受けていますか?実は歯石や着色を取っているだけでは本当のメンテナスにはなっていないので。ただ歯につく汚れだけを取っていても歯周病になる方は大勢います。それはなぜなのでしょうか??
歯石とは?
歯石ってなんだと思いますか??そもそも歯になぜ石のようの固い沈着物がつくのでしょう。歯石とは歯垢(プラーク)に唾液中のカルシウムが沈着したものなのです。下の前歯の裏側につきやすいのは下の前歯の裏には舌があり唾を出す管が出ているから。歯石の原因は歯垢何ですね。
歯垢は歯の垢と書くくらいなので歯垢の段階であれば歯ブラシで十分取れます。しかしカルシウムが付着して硬くなってしまうと歯ブラシで落とすのは難しくなります。
歯石って悪いものなの?
実は歯石自体には何も悪い作用はありません。歯石が悪さをするわけではありません。歯石がついてることで歯石の下の歯茎が磨くことができずに歯茎に炎症が起きます。この炎症が歯肉炎であり放置しておくと歯周病になってしまうのです。
歯石を取るだけでは意味がないって!?
歯石を取って終わりではありません。大切なのは歯石がつくという原因を解決することです。歯石を取るというのは対症療法でこれでは病気は治りません。病気を治すには原因を解決しないと治らないんです。
歯周病の原因とはプラークの蓄積による細菌性の感染が主の原因です。すなわち歯石がつくという原因のプラークコントロールをしないと意味がないのです。
大切なのは歯石を取ることよりも、なぜ歯石がついたのか?どうしたら歯石がつかなくなるのかを歯科医師や歯科衛生士さんに相談し今のブラッシングを見つめ直すことなのです。歯周病治療での歯石を取ることはメインではなくサブなのです。メインはプラークコントロール。
歯石を取って終わりではなく歯石や着色がつかないようにするにはどうすればいいかを患者さんと一緒に考えて掃除をしに来るだけでなく原因解決をしっかりとしていきましょう。