保険のかぶせ物と自費のかぶせ物で虫歯になりにくいのはどちらですか??
全く同じ条件の場合で言えば保険の金属の銀歯と自費のセラミックのかぶせ物では保険の銀のかぶせ物の方がプラークがつきやすいので虫歯になりやすいと言えます。
しかし、これはなかなか難しい話です。保険と自費ではかぶせ物の素材以外にも型取りの材料、歯の形成(歯を削ること)の時間のかけ方、技工士さんのかぶせ物を作る精度の問題、使うセメントの種類など条件が違う場合が多々あります。
保険のかぶせ物は値段が決まっていて技工士さんが受け取る値段もだいたい決まります。その値段は比較的安いためどうしても流れ作業的になります。つまり数をやらないとお金にならないのです。
自費診療は単価が保険治療よりも高く設定されているので1本のかぶせ物を作るのも時間をかけても問題ないのです。
ですので保険のかぶせ物と自費のかぶせ物では比較は難しいのです。
保険だから絶対に虫歯になるというわけでもないし、自費だからと言って歯磨きをしなければ虫歯になります。
車で例えると安い車と高級車だとどっちが長く乗れますか?と言っているようなものです?全く同じ条件は無理ですよね?高級車でもオイル交換もしないメンテナンスもしなければ壊れてしまうし、安い車でも愛着を持ってきちんと手入れして乗れば長く乗れます。それと同じと思っていいでしょう。
保険と自費の大きな違いは素材の違いもありますが時間をかけてしっかり作るかどうかが1番の違いだと思っています。保険だから手を抜いて作っているというのではありませんのでご了承ください。あくまでかけれる時間やコストが限られてると思ってください。