骨隆起って何?
こんにちは。
名古屋市緑区にある左京山歯科クリニックのトリートメントコーディネーター田中と申します。
これからは院長だけではなく、左京山歯科クリニックのスタッフも歯やお口の中の豆知識をブログに投稿していきますので、よろしくお願いします(^ ^)
私からは、「骨隆起(こつりゅうき)について」と「骨隆起ができるのはなぜか」を、お話しをしたいと思います。
みなさん骨隆起というものをご存知ですか?
歯茎にモコモコとしたコブのようなものはありませんか?
それは骨隆起の可能性がありますが、病気ではありません。
私はトリートメントコーディネーターのお仕事として、患者さんから困り事や悩み事などを伺い、先生が提案する治療の方法を患者さんへお伝えして相談をしています。その中で患者さんからの質問で多くあるのが、この「骨隆起」。
骨隆起とは、上顎の中央部や下顎の内側にモコモコと歯茎が膨らんで触れると硬く、骨張っているもののことです。
これは遺伝や咬み合わせ、強い咬合力によって骨が増殖したものなのです。
ブラキサーといわれる噛みしめ癖がある方、食いしばり癖がある方、歯ぎしり癖がある方によく見られます。
普段、生活をしていて自分のお口の中をまじまじと見ることは少ないと思うので、お写真を見てびっくりされる方もいます。
何も知らないと「これって腫瘍なの?」
「癌かな?」と疑われる患者さんもおりますが、悪いものではありません。そのため病気の心配もありません。
しかし!
今後、歯を失ったとき入れ歯が作製しにくいことがあったり、骨隆起の粘膜は薄いために入れ歯が擦れることで痛くて使うことができないと困られている患者さんも多くいます。その場合や、食事に影響が出る場合には外科的に取り除くこともできます。
今回お話をした骨隆起の原因の1つでもあるブラキシズム。
骨隆起は病的なものではないので、心配はありませんが、ブラキシズムは骨隆起のみならず、歯まで奪ってしまう可能性もあります。
ナイトガードと言われるマウスピースなどで、歯や骨にかかる力のコントールはできます。こういったもので予防するのも対策の一つです。
骨隆起に関しましては、様子を見ても良いかも知れませんが、朝起きたときに顎が痛い方や家族から歯ぎしりを指摘されている方、歯の高さがない方、気になる症状がある方はお近くの歯科医院さんで相談しても良いかもしれませんね(^ ^)
左京山歯科クリニックでは、トリートメントコーディネーターが初診時にしっかりとお話を聞かせていただきます。
お困りなことがあれば、まずは相談してみましょう。
一緒に解決をして、健康的で美しい口腔を目指しましょう。