こんにちは、左京山歯科クリニックアシスタントの黒屋です。
誰しもが成長の過程で経験する乳歯から永久歯への生え替わり。
自分も経験してきたはずなのに、いざお子さんの口腔内をみてみると、永久歯ってこんな風だったかな?これって正常?と心配される親御さんの声をきくことがあります。
今回は、永久歯に生え替わった際によくある質問についてお話ししたいと思います。
“やっと生え替わった永久歯、しっかり磨いてるはずなのに隣の乳歯に比べると黄ばんでる…。ちゃんと磨けてないのかな?”
永久歯はこれから何十年と付き合っていく歯です。
そんな大切な歯だからこそ、少しの色の違いも気になりますよね。
でも安心してください。
元々、乳歯と永久歯では色に違いがあり、永久歯の方が黄色っぽく見えるのです。
これは、歯の神経を覆う象牙質が黄色みをおびていることが関係しています。
歯の1番外側の部分はエナメル質と呼ばれ、エナメル質の中にある象牙質の厚さにより色味に違いが見られます。
乳歯に比べ、永久歯の方が象牙質に厚さがあり、それが透けることにより黄色っぽく感じるのでしょう。
乳歯と永久歯が混在していると、色の違いが目立ち気になるかもしれませんが、永久歯が生え揃っていくにつれ気にならなくなっていきますよ。
“永久歯の先端ってこんなにギザギザしてて大丈夫?”
生え替わってすぐの永久歯は、誰でもギザギザしています。
歯を使っていくことで、自然とギザギザがすり減っていき、次第に滑らかな状態になっていきますので心配いりません。
ただ、何年経ってもギザギザのままでしたら、その歯は上手く噛み合っていない、使えていない歯かもしれません。
使えていない歯がある場合、その他の歯に負担がかかっていることが予想されます。
多くの歯の寿命を延ばすためにも、歯並びの状況について相談し、小児矯正を検討してみてもいいかもしれませんね。
今回、乳歯との違いも交えて永久歯についてお話しさせていただきましたが、一度生え揃った永久歯にはもう替えはありません。
自分の歯を一本でも多く健康に残していくために、日々の歯磨きや定期検診などのメンテナンスも大切にしていきましょう。
監修者情報
名古屋市緑区のみどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニックで院長を務める宮崎裕基です。当院は歯の機能の改善と口元の美しさを両立させる審美治療を中心に、お口全体の健康を包括的に守るフルマウス治療を推奨しています。いつも患者さんに精度の高い安心の治療をご提供できるように、常に技術の向上に努めています。そのためにも、歯科用CTなど新しい設備の導入は欠かせません。
私たちはカウンセリングを大切にし、そこで患者さんの本当のご要望を引き出すことが「ご満足いただける治療」につながると考えています。お口のお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
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