お口の中が乾燥する!もしかして……?
こんにちは、左京山歯科クリニックアシスタントの内山です。 6月も中旬に差し掛かり、雨も増えてきましたね。 気分もじめじめとして湿気や気圧で体調も悪くなる時期ですが、軽い運動をしたり身体を冷やしすぎないなど対策をして梅雨を乗り切りましょう。
さて、今回は患者さまから聞かれることの多い、お口の中の乾燥についてお話させて頂きます。
「最近口の中が乾く」「口臭が気になる」など心当たりがある方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。 お部屋で聞かれることも多く、お口の中が乾燥すると口臭の原因は勿論唾液による歯へのコーティングがままならず虫歯になってしまうことも。
一時的なものであれば体調や生活習慣によるものかもしれませんが、何週間、何ヶ月にも渡って症状が継続されるのであればもしかしたらドライマウスかもしれません。 口腔乾燥症とも言い、唾液の量が減りお口の中が乾いてしまう病気です。 口呼吸、精神的ストレス、糖尿病などの原因により唾液の分泌が減る、口の中が乾燥するなど様々な症状が生じます。 大半は50代〜70代の女性ですが、最近は40代以下の方にも急増しています。
『乾いたものが食べにくい』 『話の途中で言葉が詰まり、話を続けにくい』 『口内炎ができやすい』 『虫歯や歯周病になりやすい』 『入れ歯が落ちやすい』 『味がなくなる時がある』 『口臭が気になる』 など、上記で2つ以上当てはまった場合、口腔乾燥症の可能性があります。
これと言ったはっきりとした治療法はなく、ご自身の生活習慣の改善や保湿ジェルや洗口剤などを使って対策していく形になります。
予防として、 『よく噛んで食べる』 『リラックスしてストレスを溜めない』 『規則正しい生活をする』 『部屋の湿度に気を配る』 『唾液の出る食べ物を食べる、若しくは写真などを見る』 『唾液分泌のマッサージをする』 『鼻呼吸テープを貼って寝る』 などの方法もあります。
今回は口腔乾燥症についてお話させて頂きました。 当院では口腔外科の先生も各週来ていますので、口腔乾燥症かも、と思った方は一度ご相談に来て頂いてもいいかもしれません。