定期検診のお話
こんにちは。左京山歯科クリニック、歯科衛生士の堀江です。
今回は歯科の定期検診についてお話しさせて頂きます。
以前は『歯医者は歯が痛くなったら行く所』というイメージが多くありましたが、
最近では医科と同じように、『歯科も定期的に検診をするもの』という考え方が定着、浸透して来て『予防歯科』なんていう言葉もよく耳にするになりました。
左京山歯科クリニックでも、虫歯や歯周病予防のための『定期検診』に力を入れており、毎日 乳幼児期の小さいお子様から、ご高齢の方まで幅広い年齢層の方が検診でご来院されていて、地域の方々の意識の高さも感じられます。
歯科衛生士は主に、この定期検診でいらした患者様の歯のメンテナンスをおこなっていますが、時々歯科検診はあまり受けてこられなかったという患者様から『歯の検診って、どんな事をしてるんですか?』というご質問を受けることがあります。
ただ診るだけでクリーニングはしてもらえるの?と疑問に思う方もいらっしゃるみたいです。
そこで、私たち歯科衛生士がいつもルーティンで行っている『成人の定期検診』の内容を簡単にご説明致します。(小児、乳幼児の検診は内容が少し変わります)
大きく分けて4つあります。
①お口の中のチェック・・・
◉虫歯や歯茎の腫れ等のトラブルがないか、目診(目で見て診断)をします。
◉歯周ポケットの測定(専用の器具を使って歯周ポケットの深さをはかります。これで歯
周病の進行具合が分かります。)
②歯や歯の周囲のクリーニング・・・
◉超音波スケーラーでクリーニングしていきます。
(超音波スケーラーとは 25,000~50,000ヘルツの振動により、歯石やプラーク
などの汚れ、歯周ポケット内の細菌・バイオフィルムの除去を行う機械です。)
◉超音波スケーラーの届きにくい場所や、知覚過敏等で歯に痛みがある場合は、ハンドス
ケーラーといって 手用のスケーラーで汚れを落とすこともあります。
☆日常の歯磨きでは落とせない歯石や細菌除去は、歯周予防にはとっても大切なんで
す!(^^)!
③歯面研磨・・・
◉歯石除去で粗造になった歯の表面を磨いて、汚れや着色がつきにくいツルツルの状態に
していきます。
④ブラッシング指導・・・
◉歯の磨き方や状態に合わせた清掃道具などの説明をします。
この様なメンテナンスを1年に3~4回受けて頂き、お口の中もすっきりリフレッシュして、大切な大切な歯をしっかり守っていって下さいね。